まず結論から言うと、様々な宿泊予約サイトのレビューでボロクソに「最悪」と言われている伊藤園ホテルですが、そこまで言うほど悪いか?と実際に泊まってみて正直に思いました。
というより、私は普通に満足でした。
少しだけ「我慢」が必要にはなるんですが、コスパ重視での旅行であれば十分選択肢に入るレベルですね。
この記事では「なぜ評判が最悪な伊藤園ホテルに実際に泊まってみたら普通に満足だったのか?」について理由をまとめてみました。
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伊藤園ホテルに宿泊してみようと決めた経緯
まず、伊藤園ホテルに宿泊しようと決めた理由は「単純に安いから」です。
栃木県の鬼怒川にある『伊藤園ホテルニューさくら』に、スノーボード目的の2泊3日の日程で宿泊しました。
スノーボードなので、1日の大半は外出してますし、お風呂に入ってご飯を食べて寝れればよかったので、「最悪」という口コミ・評判を事前に見ていましたが、抵抗はほぼありませんでした。
伊藤園ホテルニューさくらは鬼怒川エリアのど真ん中にあります。
周辺の観光にはちょうどいいですが、那須塩原のスキー場へは片道30分と特別近くはありません。
伊藤園ホテルニューさくらの客室
客室の作りがかなり特殊で、説明しづらいのですが、何故かベットが部屋の入り口から最も近いところに配置されていました。
部屋自体は2人だとかなり広いなという印象です。
スノボに行く時の荷物はかなり多い方なんですが、和室部分がとにかく広いので、余裕で荷物を置くことができました。
テーブルにはお茶やお菓子もしっかり置かれています。
冷蔵庫も大きいので、外から色々飲み物を持ち込んでもしっかりと冷やせるので助かりますね。
伊藤園ホテルに宿泊してわかったこと
チェックアウトが11時と遅め
チェックアウト時間が11時とかなり遅めに設定されています。
普通のホテルは10時のところがほとんどなので、スノボ目的の場合はもっと早めにホテルを出発するのでメリットとしては薄いですが、通常の観光目的なら嬉しいですね。
朝食・夕食ビュッフェは豪華だしコスパ最高
伊藤園ホテルは夕食バイキングには基本的にアルコール飲み放題が付いてきます。
お酒が大好きな人にはたまらないサービスですよね。
アサヒスーパードライをはじめ、レモンサワー・ハイボール・焼酎・日本酒と、リキュール以外のお酒は大体網羅しています。
お酒を用意するのもセルフサービスですが、日本酒以外はサーバーから注ぐだけなので簡単です。
見渡してみるとほとんどのお客さんがお酒を飲んでいました。
ただ、料金にはそのアルコール飲み放題分も含まれているので、あまりお酒を飲めない方にはちょっと損かなとは思います。
「素泊まりプラン」もありますが、素泊まりで伊藤園ホテルに泊まるくらいなら、あえて伊藤園ホテルに宿泊するメリットは薄いです。
夕食は70分の時間制限付きですが、ゆっくり食事できるわけではなかったですが、アルコール飲み放題付きでこの料金なので文句は言えません。
また、料理の内容もこの値段では十分だと感じました。
ご飯・味噌汁・カレー・そば・ラーメンといった主食から、お刺身・モツ煮・餃子・フライドポテト・サラダ各種・卵料理・漬物などなど、品数自体は質はともかくホテルビュッフェにも負けないくらいあるなという印象です。
味も正直に言えば、美味くもなく不味くもないので、良い意味で普通です。
アルコール飲み放題があるからなのか、ツマミにできる料理が多いなという印象があります。
宿泊する伊藤園ホテルによって、地域の名物を織り交ぜたオリジナルなメニューになっていたり、期間ごとに料理の内容が異なるので、事前に公式サイトでチェックするのがおすすめです。
朝・夕食バイキングの内容はさほど変わらない
2泊3日で利用しましたが、朝食・夕食ともバイキングの内容はさほど変わりばえしませんでした。
全体の10%は入れ替わったかな?くらいの印象です。
とはいえ、夕食時はお酒に合うつまみが多いので、個人的にはそこまで気になりませんでしたが、「旅行はご飯が大事!」という方には物足りないと思います。
カニ食べ放題のカニには全く期待してはいけない
伊藤園ホテルではカニ食べ放題を期間限定で開催していることがあります。
カニ食べ放題のあるホテルビュッフェに行くと、ほぼずっとカニを食べているくらい生粋のカニ好きな私ですが、伊藤園ホテルのカニは1本食べてやめました。
無料で食べられるのは紅ズワイガニの食べ放題なんですが、カニがゲキ細なんです。人でいうところのガリガリの骨だけというイメージ。
おまけに身もほぼ入っていないし、身も黄色く変色していて、味はほぼしません。
こんなカニを食べるために手が汚れてカニ臭くなる方が嫌だったので、1本食べて食べるのをやめました。
まぁそもそも宿泊料金が安すぎることから「食べれればいいなー」くらいにしか思ってなかったので、私はそこまでガッカリしませんでした。
ただ、「カニが食べられるなんて超楽しみ!」と期待を抱いて臨んでいたら、間違いなくガッカリするはずです。
カニ食べ放題をやっているからといって、期待するのはまずやめておいた方がよいでしょう。
追加料金を支払うことで「本ズワイガニ食べ放題」も実施しています。
夕食時間が70分だと足りないな〜と思っていましたが、90分間食べられるなら追加料金を払う価値はありそうです。
廊下で会話されると全部聞こえる
私が泊まった部屋は入り口を開けてすぐにベッドがあって、その奥に洗面台やら壁を挟んで和室がある謎仕様の部屋でした。
ベットから壁一枚を挟んですぐ隣が廊下なので、話し声が普通に聞こえてきます。
朝風呂は5:00からで、そのくらいの時間になると年配の方は早起きなので話し声が聞こえてきて自然と目を覚ましてしまいました…
全ての部屋がそうではないにせよ、誰にも邪魔されずにぐっすり眠りたい場合は耳栓は必須なのかなと思います。
大浴場の温泉が良い
伊藤園ホテルでも限られるかもしれませんが、しっかりとした温泉で非常にリラックスできました。
伊藤園ホテルニューさくらの大浴場自体は結構広くて、大きい内湯が1つ、露天風呂が1つしかありませんが、しっかりお湯が循環していてゴミ1つ浮いていません。
サウナとキンキンに冷えた水風呂もあったので非常に満足です。
脱衣所も口コミ・レビューにあるような不潔感は特に感じませんでした。でも確かにキレイでもないので、まぁ普通です。
※ 伊藤園ホテルへの2回目の宿泊となった老神温泉 山楽荘にはサウナが なかったので場所によります
若いカップルが間違っても記念日などで泊まるところではない
伊藤園ホテルはコスパが抜群に良いとはいえ、付き合いたてのカップルが宿泊するようなホテルではないということです。
なぜなら、館内は古いし、授業員の態度も決して良いわけではないし、部屋も特段良くないし、雰囲気も良いわけではなし、ご飯が特別美味しいわけでなかったりと、少し我慢しなければならないことが多いからです。
正直、雰囲気のカケラもないので記念日などで選んでしまうと、色々と足りないところが気になってしまってガッカリすると思いますよ。
でもその分、抜群に安いです。
伊藤園ホテルのコンセプトとしても、どちらかというと「値段重視の年配の方」をターゲットにしているので、多少のことなら気にしない!という方向けです。
実際に、夕食バイキングで他の宿泊者の方を確認すると半分以上は年配の方でした。
伊藤園ホテルは旅行予約サイトから予約するのがおすすめ
伊藤園ホテルは公式サイトで「最低価格保証」をしていますが、タイミング次第で旅行予約サイトの旅行予約サイトからの予約がおすすめです。
なぜなら、キャンペーンやクーポンを利用すると、公式サイトの価格よりも安く泊まれる機会が多いからです。
下記はヤフートラベルと公式サイトで、伊東園ホテル熱川の【早割60】1泊2食飲み放題付バイキングプランで料金を比較したものになります。
公式サイト | ヤフートラベル |
1室2名で17,160円 | 1室2名で14,226円 |
記事執筆時では、ヤフートラベルでは予約金額の10%分のポイントが還元され、ポイントの即時利用で公式サイトで予約するよりも2,934円もお得に予約することができました。
さらに、普段から楽天ポイントやPayPayポイントなどを貯めている方は、ポイントを旅行代金の支払いに使えることも、旅行予約サイトをおすすめする理由の1つです。
旅行予約サイトでも、伊藤園ホテルが実施している各種キャンペーンが適用されたプランもあるので、宿泊する予定のホテルが「公式サイト」と「旅行予約サイト」のどちらがお得かチェックしてから予約するようにしましょう。
まとめ
実際に宿泊して伊藤園ホテルはこんな方におすすめだな思います。
・最低限の設備があればOKな方
・夕食時にお酒を金額気にせず飲みたい方
・とにかくコスパ重視の方
・大学生グループ
・スノボ目的
伊藤園ホテルは、飲食店でいう「居抜き物件」を改装しているので、建物の作りはすべてのホテルで異なりますが、サービスの基本的な部分はすべて同じです。
よって、どの伊藤園ホテルに泊まっても以前宿泊した時と、ほぼ同様のサービスを受けられるという安心感があります。
安さを求めて変に安宿を選んでガッカリするのは嫌なので、私は今後もコスパ抜群の伊藤園ホテルに宿泊しつつ、スノボに限らず旅行を楽しみたいなと思います。